ジャズの基本的な編成であるダブル・ベース、ドラム、ピアノのほかに、アラブ音楽を代表する弦楽器ウード、打楽器ダルブッカ、葦笛ナイ、さらにはインド音楽で使われるタブラなどをフィーチャーし、インプロヴィゼイションを展開する、というのがセッションユニット=ヒジャズの音楽スタイル~もちろんそこには4ビートジャズのほか、アラブの旋律を伴ったソロ・プレイ(12音階に収まらない音もあり)、さらに独奏によるタクシーム(即興演奏)も聞かせるなど、ジャズとアラブ音楽の接点を探る試みが行われています。時にアヴァンギャルドに、時に奥深い伝統スタイルと、両者の音楽的時空/価値観までをも自在に飛び回るミクスチャーぶり、インプロマニアにはオススメしたいところ!