歌謡大国インドネシアの音楽シーンにおいて、最高の女性歌手と称されてきたのがヘティ・クース・エンダン。70年代前半よりプロとして活躍を開始した彼女は、70〜80年代を通じてたくさんのヒット曲を連発。そして30歳になった87年には、あの名作『うぶ毛がそそり立つ』を発表し、庶民派インドネシアPOPの極致を見せてくれました。そしてその『うぶ毛…』の直後である88年から90年までの間に残した四つアルバムから中心にピックアップされたベスト編集盤が本作で、古いアメリカン・ポップス風のものから、ダンサブルなシティ派ポップ、叙情的なネオ演歌まで、実に多彩な楽曲を表情豊かな歌唱で楽しませる、まさにヘティの全盛期を彩る最高の歌声が楽しめるCDとなっています。