知られざるバングラデシュ音楽が初入荷!
ベンガル地方の軽古典歌謡はインド英語で「べンガリー・フォーク」と呼ばれ、この地域で北インド古典音楽を学ぶ者にとって、軽く歌えるため人気のジャンルです。ちょうどインドのガザルやトゥムリにあたります。往年の人気声楽家ハーシナー・モムターズによる「べンガリー・フォーク」集。シタール、サントゥール、バーンスリー、タブラーにピアノやオーケストラが加わったサウンドは1950年代、ロックンロール化する直前のボリウッド音楽によく似ています。今回のバングラデシュ盤の中で最もオールドスタイルで、古くからの南アジア歌謡ファンも納得いただけるだろう内容(というか、60年代あたりの音源も収録)。大いなるガンジスのデルタ、ベンガル(ベンガル人の国=バングラデシュ)らしい、しめり気のあるメロディーを柔らかで繊細、澄み切った高音域の歌声が淡々とたどります。