奇跡の再入荷 !? 高いですけど…
世界の歌姫、及び熟女マニアのみなさん、大変お待たせしました!?今やハリス・アレクシーウと並び称されるイラン出身~現カナダ在住のヴェテラン女性歌手/ペルシャPOPの女王、グーグーシュ新作(2010年作)が届きました!前08年作はむさい男(とはいえグーグーシュのプロデューサー的存在)とのカップリング・アルバムでしたが、今作は単独スタジオ録音ということで、05年の『マニフェスト』以来のソロ・アルバム!その05年作は流麗なオーケストレーションの中、たゆたうような瑞々しいメリスマ使いを楽しませてくれたグーグーシュですが、本作では打ち込み、生音、オーケストレーションのミックス、そしてバラード、ミディアム、ラテン、イラン系変拍子ビート、フォーキーと、曲ごとに多彩なアレンジを使い分け、その多彩な中にもグーグーシュならではのイラン歌謡の真髄を一貫して聞かせてくれる充実作となっています。変わらずリキまず、ますます微妙なコブシ使いをペルシャ風音階において、高低伸縮強弱、自然に使いわけ、やっぱり歌のうまさでは世界に希に見る境地を楽しませてくれるワケです。それは、イラン古典声楽の歌い口とも違うし、他の中近東世界にも聴くことはできないグーグーシュだけの独自の境地でしょうか…。中でも白眉はフラメンコ系ギターを伴奏に聞かせるバラード~今ギター1本でこれだけの歌を聞かせる歌い手がどれほどいるでしょう?そして、昨年6月のイランにおける市民デモや暴動への悲痛な哀歌を、シャキーラ に続きグーグーシュも歌っています。自らのプロデュース作品、聴けば聴くほどに良くなってくるアルバムです。