ジョルジュ・フルカド (1884-1962) ~レユニオンのポピュラー音楽の開祖と言ってもいいんじゃないでしょうか?本CDには、1920~30年代の欧州レーベル出張録音による貴重なSP音源~“セガ”というダンス音楽確立以前のレユニオンのクレオール・ソングが収録されています。時にフルートやピアノも加わるギター類アンサンブルによるその演奏&軽快な歌声は、いかにも20世紀初めのプレ・ポピュラー音楽的な雰囲気に満ちています。それは、19~20世紀のかわり目に世界各地の植民地で同時発生したストリングス・バンド・ミュージックの一つと数えて差し支えないでしょう。~今もってレユニオンの公式島歌とされ歌い継がれるフルカド作曲の「プチ・フレール・エイミー」オリジナル・テイクをはじめ、古くからの民謡と19世紀的なサロン音楽を下敷きに歌われたクレオール・ソング全28曲~古いハワイアンやキューバのトローバ、あるいはクロンチョンとかショーロあたりがお好きな方なら、きっとお楽しみいただけるかと思います。