2011年にスーダンの南部10州が分離して独立した南スーダン共和国は、アフリカ大陸54番目の、そして世界でもっとも新しい独立国家。新しい国だけに問題が山積し、苦しい情勢が続いているようですが…。そんな南スーダンに暮らす人々に愛され親しまれているのが、盲目の男性歌手ジェネラル・パオリーノ。そして彼に注目したのが、ティナリウェンやマラウイ・マウス・ボーイズを手がけた敏腕プロデューサーのイアン・ブレナンということになります。パオリーノはそのメッセージ性から「盲目のボブ・マーリー」とも呼ばれ、ここではナイロン・ギターの弾き語りでそのレパートリーを披露。ちょっとおおらか過ぎるカントリー・ブルース?という感じですが、さらに女性歌手ママ・セリーナをフィーチャーした曲も、実にピュア、いかにもイアン・ブレナンならではのプロデュース作品でしょうか??