いや~久々に男性歌手に惚れました!トルコではイブヒム・タトルセスと人気を二分する大スター、フェルハット・ギョチェルの昨年12月末にリリースされた作です。1970生まれというから今42歳(厄年ですな)~CDデビューは遅く05年ということで、本作がライヴ盤を入れて6作目?となります。デビュー作がいきなり大ヒットして、当方にも入荷しましたが、何となく、それからはずっと無視して来ました…。というか、タトルセス派(長距離トラッカー系歌謡絶対支持!?)の当店としては、この人の、元医者 / 公衆衛生局長官にしてオペラ歌手でもあった、という経歴が、何となく大衆歌謡の歌い手としてはいかがなものか、とも思っていたわけです(←こういうのは偏見でしかないわけですが)。が、久々に聴いた前作・そしてこの新作と聴いてみて、かなりもうドップリ惚れてしまったわけですな…。なぜか?….以前はタトルセスが北島三郎なら、この人は五木ひろし、ぐらいに思っていましたが(勿論、五木ひろしがダメと言っているわけではありません)~大間違いでした。そのアレンジや中高域の軽いとも聞こえる発声、一聴、やさしげで柔らかくも、なかなか芯の通ったその歌い口、手の込んだ伝統色香るドラマチックな曲想 / 多彩なアレンジともども、ああ、この人は“トルコのヨルゴス・ダラーラス”に成ろうとしているんだな、と、そう思った次第。絶対そうです / 断言します(たぶん、間違ってると思いますが…)。というわけで、イスタンブールの”夜の帝王” ( byレコオヤジ&サトーさん) ~一味違うPVをご堪能の上、是非ご検討アレ!実に大人の歌謡 / 演歌です。