FERHAT GOCER / DUSTUM BEN YOLLARA YILLARIM CITTI

FERHAT-GOCER2016相変わらずハードボイルドな面構え、カッコイイじゃありませんか。眉間のシワがハーヴィー・カイテルですよ(?)。前作、前々作と、当店的にはヨルゴス・ダラーラスのトルコ版、というか、ギリシャ歌謡およびダラーラスその人を音楽的にも意識しているんじゃないの?とまで云々してしまった大スター、フェルハット・ギョチェルの15年作ですが、う〜ん、やっぱり曲によりそこはかとないライカの香りは漂いつつも、これまでになくトルコ的メロディーライン、リズム・パターンを多用しているのも事実。中にはアンカラル風のミディアムアップFUNKや哀愁のターキッシュロック・ナンバーもあり。心なしか、コブシ使いも濃厚になっているようにも感じますが、だからと言って、全然文句はありませんな。トルコのスタアがトルコ的色彩を濃くして何が悪い、ということにもなります。

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