エチオなヴィブラート唱法にこだわり過ぎた演歌なソウルバラード・アルバムとでも…。もちろんミディアム・アップもありますが、基本スロー、これで泣けるか泣けないか、そりゃあ人それぞれですが、泣かぬなら泣かせてみせようオレの歌で!系気概溢れるヤリ過ぎ感、そこを良しとするかどうかが分かれ目です、ネッ!(って、言われてもねえ…)〜70年代からエチオ歌謡を歌う大物、トラフーン・ゲセッセやマハマド・アハメドに遅れること6・7年ぐらい(?)のスター歌手、エフェレム・タムルでしたが、このアルバムは>2006年作以来10年ぶりの新作になるかと思います。で、往年のマハマド・アハメドのバックバンドでもあり、後年、エフェレム・タムルのバックもつとめたロハ・バンドの再結成というオマケもついて、アディス地元の昔ながらのファンはきっと泣いていることでしょうね…。なんか、もう、今日も暮れてく裏町に、アディスの夜にむせび泣くような、あのメロディーが聞こえて来る…、って感じ?グッと来ますな、ご同輩。