美しきソプラノ・ボイスで歌われるペルーの高原の歌!
ペルー南部からボリビアに広がるアルティプラーノ(高原地帯)のプーの出身のエディス・ラモス・ゲーラ。
幼い頃から音楽好きの看護師であった母のレコード・コレクションとラジオから流れるクラシック音楽、地域の伝統音楽といった豊かな音楽文化に囲まれて成長したエディスは、クスコやリマで高等音楽教育を受けました。特に、クスコでは勉学の費用しかなかったので修道院に滞在し、チャランゴを弾きながら尼僧のように暮らしたそうです。また、生活費のためにクンビアやチーチャという大衆的な歌を歌うこともためらわなったそうで、彼女の気高くも民衆音楽としての親しみ安さ、さわやかさをしっかり身につけているのは、こうした彼女の体験がもたらしたものなのかも知れません。
デビュー・アルバムである本作「Tikarisun(もう一度咲く)」は、ケチュア語やアイマラ語などいくつかの言語で歌われており、アルティプラーノの伝統的なウアイノ、Q’ajjelo(プーノのトラディショナル)、アラウイなどの伝承曲とオリジナル曲を収録しています。バックの演奏は、シーク(サンポーニャ)、各種チャランゴ、ギターなどの各種弦楽器、アコーディオン、ヴァイオリンなどシンプルなものですが、逆にエディスの歌声を引き立てていますね。
美貌と声の美しさ、それだけで聞く者の心を掴んでしまう、そんな歌手だと思います。
なお、リンクをしてあります映像はライヴ時のもので、本CDと同音源ではありません。参考映像とお考えください。(サプライヤーインフォより)