結局、JUJU だって、普段の営業においては、お偉方とかお金持ち達のパーティーに呼ばれて、そのレパートリーにプレイズ・ソングが欠かせないことは、JUJU だけに、重々承知しているつもり(…)?
こちら2018年作、オグン州知事の 60 歳の誕生日を祝うパーティーで演奏した曲と思しき本作、心なしか簡易紙ジャケも常よりも美麗、御贈答品仕様?の本盤でした。そして、この時、既にオベイ御大は74歳… JUJU 稼業も世の習いに則したものなんだなあ、という感慨も些少あることはありましたが、それにしちゃあ、なんて自然体なんだろう…、ヨイショといったものを一切感じさせない(ヨルバ語わかりませんから)この悠揚と流れてグルーヴィーなプレイズ・ソング、音楽のその場を過不足なくキープすることにおいて、微塵の淀みも齟齬も感じさせないその流麗さ…、練習2回か3回ぐらいで、このぐらいの長尺演奏はこなしてしまうのかも知れないなあ?と想わせる、歌とコーラス、アレンジと即興、そしてオベイのギター・プレイとバンドメンバー多勢の演奏が渾然一体となったようなこの境地、脱帽ですね。まいりましたよ、オグン州知事の誕生祝いなんて上の空、どーでもよくなってくるようなジャム・バンドの鏡みたいな内容、2曲にして約50分、やっぱりオベイはスゴイ!