DAMIR IMAMOVIĆ / THE WORLD & ALL THAT IT HOLDS

★ダミール・イマモヴィッチ/ザ・ワールド・アンド・オール・ザット・イット・ホールズ

美しいセヴダの響きと共に繰り広げられる愛と喪失、苦難と忍耐の物語
東欧ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の首都サラエヴォで誕生した大衆音楽〈セヴダ〉。アラビア語の「愛」に由来するこの音楽は、同地がかつてオスマン帝国に支配されていた時代に起源を持ち、20世紀になると大衆音楽として大きく成長を遂げた。本作を手掛けた〈セヴダの王様〉ことダミール・イマモヴィッチは、1978年サラエヴォ生まれ。父や祖父もセヴダの音楽家という家系に生まれ、26歳でプロ・デビューしている。本作は、ボスニア系アメリカ人作家アレクサンドル・ヘモンによる同名小説のサウンドトラックとして、小説執筆に並行し制作された。2人のボスニア人男性、セファルディ・ユダヤ系のピントとイスラム教徒のオスマンとの間に繰り広げられる愛と喪失、苦難と忍耐の物語を、タンブール、タール、アコーディオン他の美しい伴奏と、ダミールのテナー・ヴォーカルで聴かせる。 (メーカーインフォより)
●日本語解説/帯付き

1. Sinoć (Last Night)
2. Bejturan (Wormwood)
3. Anderleto
4. Teško je ljubit tajno (It’s Hard to Love in Secret)
5. Kad ja pođem draga (When I Leave, My Dear)
6. Harmoniko (Accordion)
7. Osmane
8. Madre mija si mi muero (Mother, If I Die)
9. Snijeg pade (The Snow Has Fallen)
10. Nočes, nočes (Nights, Nights)
11. Koliko je širom svijeta (As Vast as the World)

復刻?なのかと思ったら、新作なんですねえ!サウンドトラックという事情は置いておいても、さすがフォークウェイズです。
で、知らなかったんですけど、このダミール・イマモヴィッチの作、去年の英国のワールド系音楽誌 “ソングライン” のワールド・ミュージック・アワードで  “The Best Artist of Europe” を受賞してるんですね…、
って、まぁ、それはともかくとしても、イマモヴィッチのインターナショナル・リリース作としては、
>こちらも >こちらも、けっこう良かったんですけど、その、東方起源セヴダの淡々としたメリスマ使いや、ツボをおさえた伴奏の簡潔さにおいて、前々作の独 GLITTERBEAT 盤より、前作の英 WRASSE 盤よりも、こちら米 FOLKWAYS 盤の制作姿勢に軍配あり、流石世界音楽老舗!ですね、

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