クリスティーナ・ドナ 、ディ・マルティーノの新作にもゲスト参加していました。イタリアはミラノ近郊で1967年に生まれた女性シンガーソングライター(初めは美術関係の仕事をしていて、そのうちロックバンドに参加、95年から自作曲を書き始め97年にCDデビュー)の11作目(2014)のアルバム。基本ギター弾き語りのロックの人、という印象ですが、以前、この人の作にロバート・ワイアットがゲスト参加していたことを思い出すまでもなく、一筋縄の女性SSWじゃないことは確か。この作も、ポエジーと静寂とノイズが入り混じったような複雑な作風。でありながら、やっぱりイタリア女性らしい伸びのある歌声も楽しめる出来。