CHIEF ELEMURE OGUNYEMI & HIS NATIVE BLUES / ELEMURE LONI ERE IBILE

ノー・トーキングドラムながら、これもまたヨルバ!ということで、ナイジェリア南西部エキティ州出身のエレムレ・オグンイェミ(1944-2014)のCD、う〜ん、またまた当店謎のストックからいろいろ発見してしまいましたよ!?(って、本当は、その音楽性がよくわかんないから、そのうち品出ししようと思って、そのまま忘れてしまっただけですが…)要するにヨルバ系のコンガ=アクバ複数に加え、鉦やマラカス、シェケレ等によるパーカッション・アンサンブルをバックに、コール&レスポンスの歌を披露していくスタイルを、ここに聞けるわけですが、どうも、このスタイルをイノヴェイトしたのがエレムレ自身であり、その音楽は “エキティ・ミュージック” と地域名にちなんで呼ばれている模様(宗教的な音楽で叩かれるバタ・ドラムは使ってませんから、トーキングドラムを使うフジやアパラ、あるいはジュジュ同様、世俗的な音楽であることが知れて、以前、当方ナイジェリア・サプライヤーに聞いたところによると、このエレムレは社会や人生のあり方を聴衆に問うような歌詞をうたったそうで、その意味でも尊敬を集めた音楽家だったようです。そう言われてみれば、本CDの寓話っぽいイラスト・ジャケにもソレ風の意味が読み取れるような気もしますが…)。
ところで、以前にも>1点だけ、当HPでエレムレのCDを紹介したんですが、そこには彼の率いるグルー名として”His New Dimension” とあったのですが、今回、在庫から救ったCD群を見てみると、新しそうな作(90年代)では”His New Dimension” と記されていて、古そうな(80年代頃)アルバムには “His Native Blues” と記されています。で、その西アフリカ音楽でよく聞くところの “ネイティヴ・ブルース”という言葉は、例えば、パームワイン・ミュージックが、様々な地域に浸透して行く際、土地の音楽とミックスされ、マイナーキイとハチロク・リズムを備えた“ネイティヴ・ブルース”が生まれる、という風に使われるんですが、その辺、おおまかに類推すれば(間違っているかも知れませんが)、このエキティ・ミュージックもマイナーキイでハチロク系っぽいので、外来混血音楽の伝播の過程で土着化したものをベースにしている、と考えるべきなんでしょうか?
となると、>☆この曲なんかもネイティヴ・ブルースなのかも?って、こういう飛躍がまんざら嘘とも感じられないところ、アフリカ音楽の面白さ!?

*以下、エレムレ・オグンイェミの在庫ランナップです!

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI & HIS NATIVE BLUES / OLORUN MA PADA LEHIN MI (SUPREMEDISK) 在庫あり

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI & HIS NATIVE BLUES / IYA MI NI IYA MII (SUPREMEDISK)在庫あり

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI / KING OF EKITI MUSIC IN THE 70’S AND 80’S VOL.1 (SUPREMEDISK) 売り切れ

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI / KING OF EKITI MUSIC IN THE 70’S AND 80’S VOL.2 (SUPREMEDISK) 売り切れ

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI / KING OF EKITI MUSIC IN THE 70’S AND 80’S VOL.4 (SUPREMEDISK) 売り切れ

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI / MY DREAM (SUPREMEDISK) 売り切れ

 

 

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI & HIS NEW DIMENSION / ORO OSELU (OROLU RECORDS在庫あり

 

<CHIEF ELEMURE OGUNYEMI / SENIO RITY (OROLU RECORDS) 在庫あり

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