CHICUELO, MARCO MEZQUIDA / NO HAY DOS SIN TRES 

☆チクエロ&マルコ・メスキーダ / ノ・アイ・ドス・シン・トレス

2018年の東京JAZZにも出演し、注目を集めたコンテンポラリー・フラメンコ・デュオ、「チクエロ&マルコ・メスキーダ」待望新作です。
さらに深化した、フラメンコ・ギターとジャズ・ピアノによる自由闊達で洗練された音の対話。

● フラメンコといえば、スペイン南部アンダルシア地方が本場として有名ですが、現代ではスペインの各地で演奏~ダンスが楽しまれています。バルセロナを州都とするスペインの北東部のカタルーニャも盛んな地域で、マイテ・マルティン、カニサーレス、ミゲル・ポベーダなどを輩出しています。
● チクエロも、カタルーニャを代表する1968年生まれのフラメンコ・ギターの名手です。ドゥケンデやミゲル・ポベダ、マイテ・マルティンら現代フラメンコ界のスター歌手や舞踏のエバ・ジェルバブエナなどのバックを担い、元オホス・デ・ブルッホの女性歌手マリーナとの双頭作もリリース、シルビア・ペレス・クルースが歌い13年のゴヤ賞最優秀主題歌賞を獲得した映画『ブランカニエベス』のテーマ曲を作曲したりもしています。まさに、バルセロナのフラメンコを現在の地位まで押し上げた中心人物の一人です。
また、小島章司フラメンコ舞踊団の音楽監督を担当し何度も来日。日本でもお馴染みのフラメンコ・ミュージシャンです。
●一方のマルコ・メスキーダは、1987年メノルカ島生まれの要注目ジャズ・ピアニスト。カタルーニャ音楽協会に「今年のミュージシャン/モダン・ジャズ部門」に何度も選出された逸材です。自身のトリオを率いてフレッシュ・サウンド・ニュー・タレントからデビュー作をリリース、現在までに10枚以上の自身の名義アルバムを発表しています。
●そんな2人は、2016年からコンビを組み活動を続けています。昨年(2018年)の東京JAZZには、“the PLAZA ARTISTS” として出演し、話題を呼びました。そんな彼らのセカンド作となるのが、本アルバムです。
● レパートリーは前作同様、すべて両者共作によるオリジナル。フラメンコのイディオムに寄りすぎることなく、かといってジャズの語法に頼ることもなく、時にエモーショナルに、時にセンシティブに表情を変えながら、アルバムを一気に聞かせます。
●ギター、ピアノの音の他には、パコ・デ・モデが叩き出すパーカッションの音のみ。カホンを始めとするそのパーカッションの音色が、主人公2人の間を絶妙に行き来し触媒となり、有機的な化学反応を引き起こしています。
●スペイン的な情緒を湛えた、力強くもしなやかな音群。港町バルセロナならではの、ジャンルの枠に囚われることのない自由闊達な音の対話が楽しめます。

〜メーカーインフォより

1. Romesco ロメスコ
2. Menorca メノルカ
3. Caminos 小径
4. Sin Espinas シン・エスピーナス
5. La Reina del Tambor 太鼓の女王
6. Reloj de Arena 砂時計
7. Gloria Bendita グロリア・ベンディータ
8. Canción de Tina ティナの歌

チクエロ: ギター
マルコ・メスキーダ: ピアノ
パコ・デ・モデ: パーカッション

go top