BIRSEN TEZER / CHIAN

トルコのスアド・マッシとでも呼んでみたい女性歌手ビルセン・テゼールが、カラン・レーベルからデビュー(って、もしかして、そんなにお若くありませんから、どこかのユニットで歌っていた人かも知れませんが… )~カヌーンを自ら爪弾く女性らしいんですが、その音楽性はイスタンブールという東西を結ぶ大都市の、フォーキー/ミクスチュアー系SSWという感じでしょうか。基本的にはカヌーンやギター、そしてベース&パーカッションから成るシンプルなバックが、時にトラディショナルなトルコ風味を奏で、時にオリエンタル・テイスト漂うミスティックなボサノーヴァ調を、時にダウナーなジャズ・マナーを、時にメランコリックなフォーキー・ロックを奏で、そんな中、少々ハスキーでムードあるビルセン嬢のヴォイスが、抑揚自在、幅のあるヴォイスを聞かせてくれます。コレといった型を持たぬ音楽性でありながら、今現在のイスタンブールのアダルト・コンテンポラリーな夜の雰囲気を、実に良く伝えてくれます。

1 Aşk Bu Değil 5:32
2 Balıkesir 3:22
3 Bilsen 4:22
4 Çal Kapımı 4:33
5 Çığlık Çığlığa 5:18
6 Değirmenler 6:19
7 Di Gel Yanıma 4:57
8 İstanbul 4:04
9 Seher Vakti 5:07
10 Sus Pus 5:58

go top