おっと、見逃してました(って言うか、当店ナイジェリアン・サプライヤーが見逃してたんですが…)。1968年生まれ1997年デビューのナイジェリアはヨルバのSSW、ビューティフル・ヌビア(これまで、どういう意味でこういう変なネーミングなのか不明、でしたが、なんか、サプライヤー氏が言うことには、彼の出身地のイバダンには、“ヌビア”と呼ばれるヨルバ系の人々がいる、ということで、ナイル上流域のヌビア人とは関係ナイそう。で?う〜ん、やっぱりよくわからない)、で、既に12作目(2015)だそうですが、変わらずソフトなホーンズ&女性コーラス&ヨルバ系パーカッションに囲まれ、全体にレイドバックしまくりのバッキングで、じっくりとヨルバ語(時に英語)の歌をヤル気のナイ感じで聞かせています。レゲエやジュジュの影響も感じさせながら、あくまで傍らの人に語りかけるようなヴォーカル・スタイルがナイジェリアでは珍しいことは確か。
と、ここまでは過去作の紹介といっしょですが、なんだか一皮むけた?よーな気がするのは気のせい?のんびりしているなりに、音の輪郭がヴィヴィッドになって来て、歌声というかヴォイスというか、その語りかけるような歌い口にも、どこか説得力が出てきたという、う〜ん、無理やり名づけるなら、“スロー・アフロビート”とでも言えそうな、そんな音楽性の輪郭が見えるような気がするんですが、どうでしょうね?