こちら、メキシコ歌謡名門芸能一家の3代目、今年の10月にハタチになる北米西海岸生まれ、現在もL.A. で活躍するアンヘラ・アギラールの2021年サード・アルバム(リリース時17歳)ですが、完全に見逃していました..。
アンヘラの父親は、俳優にしてランチェラの当代人気歌手ペペ・アギラール(>こちらで、“シエン・アニョス”をナタリアとデュエットしていた人ですね)。そして、その祖母は、>こちらのフロール・シルベストル、メキシコ映画黄金期を代表する女優であり人気歌手として長く活躍しました。13歳当時のデビュー作(クリスマス。アルバム)は、ジャケ、ほんと童顔ジャケ、まだ7〜8歳だと思っていたので(さすがにロリコン趣味はないので)、デビュー作はパスしてしまったかと記憶していますが、2作目となる17年作(まだまだ童顔ジャケですが)は、>こちらです。そして、1作目、2作目もに続き、本作もメキシコ歌謡、ランチェラのアルバムとなっています。(*以前は “ランチェーラ”と表記していましたが、どうも、メキシカンの発音はランチェラに近いようですので…一応)
もちろん、ランチェラと言っても(>こちら、お婆さんのフロール・シルベストルの歌と聴き比べていただければ、よくわかりますが)、半世紀以上前のソレと同じままではありませんが、大まかにはマリアッチの伴奏スタイルを守りつつ、編曲や歌い口の変化において、現在のPOPであることを演じ続けているわけですね。でも、1曲めのクリップを御覧ください。このメキシコ女性のメンタリティー、のようなもの、これがランチェラですよ、ね、よくわかりませんが、たぶん。
1 Ahí Dónde Me Ven
2 Yo No Sé
3 Fuera De Servicio
4 En Realidad
5 Se Distrazó
6 Te Quiero Para Mí
7 Ella Qué Te Dio -with Jesse & Joy
8 Dime Cómo Quieres
9 Inevitable
10 La Malagueña