〈サラエヴォのビリー・ホリデイ〉がうたうバルカン半島の魂の歌
ボスニアの伝承歌〈セヴダ〉の現在を描き出す2016年作
2011年の『お守り』、14年の『絹と石』でワールド・ミュージック・ファンに鮮烈な印象を残してきたボスニア・ヘルツェゴヴィナの歌姫アミーラ(・メジュジャニン)がソロ最新作をリリースした。彼女が歌うボスニアの民衆に伝わる歌〈セヴダ〉はサラエヴォがオスマン帝国に支配されていた時代を起源とする、非常に長い歴史を持った音楽様式。本作でも前2作同様セルビア出身ジャズ・ピアニストのボヤンZをプロデュースに迎え、ジャジーなアレンジで伝統的なセヴダを現代に蘇らせている。今回はピーター・ゲイブリエルの所有するイギリスのリアル・ワールド・スタジオでレコーディング、二人のギタリストをアレンジの核とし、その静謐な響きとアミーラの歌声をじっくり味わえる作品となった。 (サプライヤーインフォより)
1. Pjevat ćemo šta nam srce zna
2. Tvojte oči Leno mori
3. Vjetar ružu poljuljkuje
4. More izgrejala sjajna mesečina
5. Kad ja pođoh na Bentbašu
6. Moj golube, moj golube
7. Moj dilbere
8. Damar
9. Ah, što ćemo ljubav kriti (Bonus)