ドイツのネオ中世音楽アンサンブル、エスタンピーとスペインのミクスチャー・トラッド・グループ、ラム・デ・フォックの出会いから生まれたアル・アンダ ルース・プロジェクトの2013年新作〜中世、イベリア半島で何世紀もの間、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教といった信仰の違いを越え、哲学や科学、芸術が大きく花開いた時代、アル・アンダルース時代を、現代に蘇らせせようというユニットのサード・アルバム。〜前作に引き続き「カンティーガ・デ・サンタ・マリア(聖母マリア頌歌集)」の曲や、マーラ・マランダの 歌うセファルディーの曲、シグリッド・ハンセンの中世ヨーロッパ的な歌唱、モロッコ出身歌手、イマン・アル・カンドゥーシによるイスラミックなトラッド曲を核に、本作では、南フランスのオック語の伝承曲やチュニジアに根付いた“マールーフ”。さらには、プロヴァンスのラインバウト・デ・ヴァケイラス(1150年頃-1207年)やギラウト・デ・ボルネーユ(1138年-1215年)といった中世を代表する吟遊詩人の曲を歌う3者女声を、サズをはじめ、ハーディ・ガーディ、ウード、ヴァイオリン、カヌーン、パーカッションなどからなる典雅なアコースティック・アンサンブルで聞かせます。