FABIO GOES / ZONZO

スクリーンショット 2016-06-02 15.34.36陽光さんざめくような今日の気候にぴったりくるのが、シネマティークなB-ROCK、ファビオ・ゴイスの新譜。トゥリッパ・ルイスがゲスト参加、クルビ・ダ・エスキーナ – ロー・ボルジスの名曲”Trem Azul” の鮮烈なカヴァーも収録。
かつて映画 「ビハインド・ザ・サン」「シティ・オブ・ゴッド」や「偶然の一致」に楽曲を提供し、そのロマンチックでシーナリーな作風が注目されるサンパウロ出身のS.S.W.がファビオ・ゴイス。詩的な感性を十分に感じさせる、くぐもった声とエレクトロニクス、そして連綿と連なるブラジルのロックの系譜を現代の感覚で刷新したダイナミズムは3作目となる本作でも健在で、1st「Sol no escuro」からベース奏者として参加してきたドゥヂーニャ・リマと二人三脚のマルチ・インストゥルメンタリストぶりでサウンドを構築しています。アルバム前半の楽曲では80’s UKニュー・ウェーヴのエッセンスを盛り込んだつくりで、打ち込みで構成されたリズム・セクションの楽曲、そして今時のアーチストらしくiPhoneからカシオ・トーンなどのヴィンテージ・シンセを用いた生バンドがフルで入った楽曲群と違和感なく配されています。そして特筆すべきはレコードだったらB面にあたる後半戦。m-5″Apenas Simplesmente” には現代サンパウロのポップ・シーンを代表するトゥリッパ・ルイス(vo)とグスタヴォ・ルイス(g)の姉弟がゲスト参加、シャッフルで弾むリズムとセンチメントを感じさせる旋律が絡み合うm-6″Perto”、女性voジェニフェール・ソウザを擁するインディ・バンド – トランスミッソールが参加したm-8″Dois Lados”、スキャット・コーラスにag/egの双方を用いたフォーキーなサウンドでリノべイトしたロー・ボルジスによるミナスの名曲 “O Trem Azul”のカヴァーm-10、ブルーアイド・ソウル的な蒼いハーモニーが心地よいベスト・トラックm-11″ Levanta” とカラフルに展開。(インポーター資料から)

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