アルラン / ミュージック・オヴ・サウス・スマトラ

arulan話題の “POLKA DOT DISC” >こちらのマレイ・ハワイアン盤に続くCDR第2弾です!先の>インドネシアDJイベントも大盛況、満員御礼というか、つめかけた若者や女性たちに押し出されてオヤジたち入りきれず階段坐り飲み会状態という時間帯も!
〜というわけで、その盛況DJイベントでも何曲か紹介されていた、インドネシア、スマトラはバレンバンの女性歌手、ヌヌン・ザハラ&同バレンバン出身人気エレキバンド “アルラン”による 1963年前後の誰も知らない音源(日本では、ということですが)?紅一点迎えたエレキ&ピアノ・オクテットにして兼任・男声コーラス・グループによるムラユー / ラテン / ロカバラード風バレンバン方言歌謡集!〜グループとしてファーストともなる10インチLPアルバム12曲のストレート・リイシューとなります。
で、なんともNY派のギターマンボをちゃんと聴いていたんじゃないかと疑わせるようなシックかつモダンなノリもOKなわけですが、松尾和子&マヒナスターズとかも聴いていたに違いないと思わせるマイナー調ナイトクラブ歌謡ノリもOK(違うか)、あるいはボレーロ調はもちろん、バイヨンやドゥーワップ・バラードなんかの要素もモロに感じさせる“フィーリン”な曲が目白押しで、もう、たまりませんね、南シナ海沿岸南部スマトラ歌謡!〜さすが、DJオサムンドゥットの推奨お墨付き10インチLPということにもなるわけです!
そして、すべての曲を歌っているわけではないのですが、ゲスト扱い紅一点のヌヌン・ザハラ嬢の歌声(インドネシア国営放送でも活躍した人だったそう)が、やっぱり素晴らしい。決してハイにならないどこかしらダウナーなムラユーっぽさはもちろん、スマトラのイスラム女声らしい感じなんでしょうか?力まず歌い込み過ぎず、どこか素っ気ないような軽い歌い口!?その辺、得難いものがあるわですね。
というわけで、もちろん音質OK、ノイズ無し、ノーストレスで楽しめるCDRとなっています。アルランに関しては、CDR裏ジャケにいつものように簡易な解説も載っていますので、ご参考に。