ALH. SULAIMON ADIO ATAWEWE / PACKAGING

SULAIMON-ADIO-ATAWEWE 1近頃、希に見るにタイトな仕上がりのFUJIアルバムと、オススメしましょう!2013年リリース、出たばっかりの新作です。
というわけで、ひっさびさにFUJIの若手(といっても1996年デビューですが)をご紹介。レゴスではラップっぽい歌い口のスピード感あるFUJIで人気急上昇中のアルハジ・スレイモン・アディオ “アタウェウェ” 〜昨年の現地人気雑誌、ナイジェリア版エクスクルーシヴ選出のFUJIアワードに輝き評判を上げました。が、今年になってファタイ・ローリング・ダラー翁が、今際の病床でアタウェウエに北米ツアーのギャラを持ち逃げされたと訴え、その北米ツアーで拗らせた風邪が元で亡くなってしまい、かなり評判を下げたようですが、結局、誤解(というか、マネージャーが持ち逃げ)だとわかったそうです(たまにはゴシップ)。
ところで、当店ナイジェリア盤CDサプライヤーによれば、現地FUJIトップ人気は相変わらずダントツにK1ことワシウ・アインデだそうですが、2位争いはかなり熾烈ということで、90年代デビュー組がしのぎを削る群雄割拠状態だそうです(停滞状態とも言う?)。パスマ、オベセレ、アユバのやや先輩格3人をサヒード・オスパ&このアタウェウェ、あるいはレミ・アルコあたりが追い上げるかたちでしたが、が、本作を持って頭一つ飛び出した感じがありますねえ、アタウェウェ(まあ、現地人気どうこうとは関係なくも、本作アタウェウェなかなかのものです)。
はっきり言って、近年の粗製濫造CD多過ぎのK1ワシウよりもイイでしょうね。地声の野太さ、コブシの奔放さといった素材の点では不世出のFUJI歌手、ワシウ御大には敵わないものの、このアタウェウェ、旋律楽器含むバンド・サウンド・パートにおいても、小気味いいメリスマ使いで打楽器リズムを煽りつつハイ・スピードで歌い切るそのさまは実に見事、だし、それより何よりも、バンドサウンド・パートはあくまでもイントロや間奏等での変化球、大筋ではフジ本道のヨルバ打楽器群&男声コーラスを引き連れ、長尺トラック2曲を一気呵成に歌い切ってくれます。近頃、希に見るにタイトな仕上がりのFUJIアルバムと、オススメしましょう!>こちらでも紹介されてますよ。無断リンク毎度すみません!

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