こちらで>★ 紹介済ですね(無断リンク陳謝&感謝)!
米国西海岸はオークランドを拠点とする、マリはバンバラ系の女性歌手、マリアム・ジャッキテをフロントに、とびきりサイケなでヴィヴィッドな“アフロ・ロック”を演じる7人組、オーケストラ・ゴールドのデビュー作です!このグループの由来は、そもそも、サウンド面の要と思しきギタリスト、エリック・ハーフェカーがマリを旅してマリアム・ジャキテと出会ったことがキッカケだったそう。それから約8年の歳月を経て、たどり着いたデビュー作ということになりますが、なるほど勢い一発とも聞こえるこのサウンド、結構、練られたものなんでしょうね。
女声マリエムは、ハチロクっぽいリズム感でペンタトニック音階を辿るような歌声を聞かせ、いかにもバンバラらしい音楽性をキープしています。が、そのバックは、70年代マリ(もしくはやはりバンバラ人の住うギニアあたり)の社会主義国家時代のギター&金管バンドを、よりエフェクティヴに、サイケ度も増強し今に再現したもの、とも聞こえるし、北米西海岸のサイケ・ロックの系譜や、あるいは、アフロビートにもつながるような勢いも感じさせます。ディストーションとリヴァーブのかかりまくったハーフェカーのギター&バリトンとテナーの両サックスの援護を受け、ややもって枯れた味わいのマリエムの歌が、ひと呼吸おいて、前傾姿勢を取る感じがまたイカしてるんですねえ…。
1.Keleya 04:57
2.Koniya 04:05
3.Baara Nyuma 05:39
4.Bobofoli 04:43
5.Gende 04:37
6.Dia Ye Banna 06:51
7.Segou Heat 01:42
8.Tequila Jam 03:32
Luke Bace – Bass
Leila Elizabeth – Percussion
Mariam Diakite – Vocals / Percussion
Chris Hoog – Baritone Sax
Luis Andrade – Tenor Saxophone
Aaron Kierbel – Drums
Erich Huffaker – Guitar
Mixed by Chico Mann