ペルー生まれの女性シンガーとアルゼンチン・ジャズ界を賑わすギター奏者の夫婦デュオ、コンテンポラリーに完成されたプロダクションにはフアン・パブロ・ナバロ(b)、フアン・パブロ・ディ・レオーネ(flute)、マリオ・グッソ(per)、ファクンド・ゲバラ(per)、ラファエル・デルガド(cello)ら豪華なプレイヤーたち、そしてカルロス・アギーレ(vo, acc)がゲスト参加。
2011年以降、音楽と実生活を共にするサンドラ・ペラルタとレアンドロ・カシオーニ。ソロとしてアフロ・ペルービアンの楽曲をフィーチャーしてきたサンドラ・ペラルタ、そしてア・サイデラ・オルケスタをはじめ昨今ではパトリシオ・ピエトレクの作品でも流暢なギターをプレイしているレアンドロ・カシオーニ。音楽作品づくりへの取り組みが転換点を迎えたのは隣国ブラジルへ招聘されて、ゼゼ・モッタ、そしてブエナビスタの音楽監督も務めるスワミ・ジュニオールと出会ってからだと言います。気品を感じさせるサンドラの唄声、そしてコンテンポラリー・フォルクローレの現場を数多く経験しているレアンドロのギターやクアトロ。ここに極めて現代的な解釈を施す、室内楽オーケストラ編成のオールスター・キャストたち。ペルーの国民的歌手のひとり、チャブーカ・グランダのトリビュートを行っているのですが、洗練と優雅さを存分に感じさせる高度なプロダクションが施されています。m-1″Cardo o ceniza”にはチャブーカの娘テレサ・フジェルが朗読を、m-3″Gracia”ではカルロス・アギーレがデュエットで参加。自身の血となり肉となった大事な音楽家の楽曲を大切に紡いだことが節々から伝わってきます。コンテンポラリー・フォルクローレの作品としても極めて高い完成度を誇る傑作。(サプライヤーインフォより)