もう、何も言う必要はないでしょう。今もって充実した活動を続けるアフリカ/マリ出身の女性歌手ロキア・トラオレのパリ2004年4月のライヴ(03年作のアルバム収録曲中心)を収めたDVDが再発されました。
バンド・メンバーは女性コーラス、民俗楽器担当も含め以下の通り。気心の知れた半ばパーマネントなバッキングです。KELE MANDI, SARA, DIANGUINA,M’BIFO, KANOU, KOTE DON, YAAFA N’MA , KANA HAMI, NIANGARAN,そしてゲストはキザイア・ジョーンズ! 好演しています。カメラ・ワーク、編集も録音とも、音楽DVDとして最高の水準ではないかと思います。ロキアのご主人でもあるラベル・ブルー社主の依怙贔屓ではないかと思われるお金のかかった製作態度は、これまでのアフリカ音楽DVDの常識を破ってますね…。音楽的な充実に関しては言わずもがな、ポリフォニックなコーラス、アコースティック感を押し出したグルーヴィーな演奏、ロキアのパフォーマンスとも文句無し!マンディング系ポップのパーソナルな展開として、これ以上のものを望むことは、いまのところ無理ですね。ボーナスは、ロキアのポートレイト、バックステージなど、ドキュメント風の映像が付きます。
Personnel:
Rokia Traore – (vocals), Alou Coulibaly – (calabash), Mamah Diabate – (n’goni), Adama Diarra – (balafon), Andra Kouyate – (n’goni, talking drum), Sylvia Laube – (vocals), Christophe Minck – (bass), Oumar Tounkara – (percussion), Keziah Jones – (vocals, guitar)
Tracks:
1. Kele Mandi
2. Sara
3. Dianguina
4. M’bifo
5. Kanou
6. Kote Don
7. Yaafa N’ma
8. Kana Hami
9. Niangaran
Bonus films:
Rokia – a portrait. Rokia – encounters with Pierre Gagnaire, Xuly Bet, Keziah Jones. Rokia – Backstage