ブラジルのスーパー・ギター・デュオとして知られるドゥオフェル、寂寥感を醸し出す静かなアンビエンス。映画サントラ作が入荷!
アラゴアス出身のルイス・ブエノとサンパウロ出身のフェルナンド・メロによって1977年に結成されたインスト・ギター・デュオのドゥオフェル。MPBのバックなどを務めながらオリジナル・コンポーズやレパートリーの解釈に日々を費やし、エルメート・パスコアルに召喚されたり、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルにも出演。シャープ賞やローリング・ストーン・ブラジルが選ぶ70人のギター・マスターに二人とも選ばれるなど輝かしい経歴を持っています。デュオの息のあったパフォーマンスは、自在に小節や拍を伸縮し(ているように聴こえる) 、ブラジル人ならではの体内リズムで伸びやかに滑らかにアンサンブルを構築するのが特色。エルマノ・ペンナ監督による’07年の映画「Olho de Boi」は感情のもつれが引き起こす悲劇のストーリーですが、それを象徴するようにこのサントラ盤では幻想的なアンビエンスが響き渡ります。スチール弦ギターを、ブラジル北東部のヴァイオリン(ハベッカ)の弓で擦り、ボトルネックやアルペジオも組み合わせながら、印象的な空気を作り上げていきます。なぜこの’08年のサントラ作が今になって再流通をし始めたのかといえば、このコロナ禍でアンサンブルを構築する場が取り戻せず、また40年以上に渡るデュオとしての活動を一旦終焉させることを発表したからに他なりません。残念ですが、今後はそれぞれソロでの制作に専念していくとのこと。(サプライヤーインフォより)