一度聞いたら忘れられない歌声、バルセロナのシンガー・ソングライター、マリア・ロデスの2018年作です。1986年生まれ、2009年にデビューし、その可愛らしさと不安定さを併せ持った独特な歌声、豊かな音楽性を感じさせるサウンド、そして美貌によって次々にアルバムを発表し、15年には作家としてもデビューを果たしました。
14年の前作『マリア・カンタ・コプラ』では、スペイン歌謡コプラの往年の名曲を斬新なアレンジでカヴァーしてみせましたが、本作は曾祖父母の兄弟で天文学者であったというリュイス・ロデスの日記にインスパイアされた内容とのことで、1曲共作を含む、全曲自身のオリジナルとなっています。ベネズエラ人打楽器奏者のフアン・ロドリーゲス・ベルビンとルス・カサルのバックなども担っている鍵盤奏者ジョセップ・マリア・バルドマが、共同でプロデュース&アレンジを担当。さらにシンガー・ソングライターとしても活躍するニコ・ロイグがギターで加わり、エレクトロ成分も活かした、繊細かつ拡がりのあるサウンドスケープを描き出していて、キュートかつアンニュイなムードを醸し出すロデスの歌声と絶妙にマッチしています。
ゲストとして、クンビア・エレクトロニカ調の4曲目に、アレハンドロ・フラノフのプロデュースでデビュー作を放ち話題を呼んだメキシコの新世代シンガー・ソングライター/女優ヒメナ(シメナ)・サリニャーナが参加。さらにバルセロナのオルタナ・バンド、ザ・ニュー・ラエモンのラモーン・ロドリーゲスが名を連ねています。(サプライヤーインフォより)
1. Fui A Buscar Al Sol – 3:07
2. Pléyades – 2:43
3. Luciérnaga En El Suelo – 3:10
4. Chocará Conmigo – 3:26
5. Luna No Hay – 2:29
6. Sirena – 3:16
7. Noche Serena – 2:39
8. Nana Negra – 3:08
9. Eclipsi – 2:32
10. Niña De Párpados Negros – 3:24