IGNACIO MONTOYA CARLOTTO TRIO / TODOS LOS NOMBRES, TODOS LOS CIELOS

水の風景を思い起こす透きとおった現代ジャズのヴォイシングと滲み出すメランコリア、コンテンポラリー・フォルクローレの美しき流麗なアンサンブルを女性voをフィーチャーした”うたもの”として全編にわたり展開したセプテート編成の傑作も記憶に新しい、ピアノ奏者/コンポーザーのイグナシオ・モントーシャ・カルロット。前作収録の”Nada Mas…は稀代の名曲だと思います。音楽面ではカルロス・アギーレやリリアナ・エレーロとも共演経験を持ち、一方軍事政権の言論統制の下で生を受けたイグナシオは、自らの戸籍を運動を通じて証明し取り戻すなど、出生に関わる部分でもニュースになった人物。このインスト・ピアノ・トリオ作でのコンセプトはこのアイデンティティ復権に関して抱いた感情とも密接にリンクし、「全ての名前、全ての空」と名付けられました。パタゴニアの大平原を思わせる澄んだ音像と流麗なハーモニー。同じオラバリアの地に居住し、セプテートでも共にプレイするニコラス・アイランド(b)とサムエル・カラバハル(drs)とのお互いの敬愛と尊重に基づく、現代のジャズ奏者ならではの優しさと美しさをたっぷりと孕んだ親密なアンサンブル。m-7″Panóptico”にはイグナシオのヴォーカルが入り、最終曲m-8″Lavanderas de Río Chico”はクチ・レギサモンのカヴァー。(サプライヤーインフォより)

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