グァテマラ出身の女性シンガー・ソングライター、ガビー・モレーノが全曲スペイン語で歌った2012年最新作が発売されました。本作では自身の作詞作曲によるオリジナル8曲と、グアテマラのラテン・ポップス歌手リカルド・アルホーナとの共作（6曲目）のほか、グアテマラの作家ホセ・マリア・ボニーラ・ルアノ（1898-1957）の残した詩にガビーが曲をつけたものや、ラテンのスタンダード曲「キサス・キサス・キサス」など全12曲をスペイン語で歌っています。とはいえ前作までのフォーキーなスタイルが大胆に変化することはなく、ジャケットを含めブックレットのビジュアルに用いられたノスタルジックな雰囲気を再現したような、ガビーのソングライターとしての魅力が発揮された1枚です。