アルゼンチンから摩訶不思議な弦楽団、カレナウタス。“音響派”的要素や、アギーレらコンテンポラリー・フォルクローレ勢のあとの感性をいく室内楽風伴奏に、今年話題になったメリーナ・モギレブスキー(プエンテ・セレステのマルセロ・モギレブスキーの愛娘)のゲスト・ヴォーカル(これはエルメート・パスコアルやノーラ・サルモリアの系譜)。ノスタルジックかつフューチャリスティックなストリングスの深い感傷世界が繰り広げられます。裏面には「スピネッタに捧ぐ」というメッセージ~コレは最近のアルゼンチン関連の作品にはよく明記されてますね…。