LIVIA E ARTHUR NESTROVSKI / POS VOCE E EU

LIVIA-E-ARTHUR-NESTROVSKIサンパウロで遂に実現した声とギター、父娘デュオ。”ユーカリ”の好ヴァージョンなどを収めたフレッヂ・フェヘイラ(eg)とのデュオ作でデビュー、アヒーゴ・バルナベー、ルイス・タチとのトリオ連名作を発表後、フルで参加したアルバムとしては3作目となるシンガー-リヴィア・ネストロフスキーのアルバムは、自らのコンポーズによる劇伴から交響オーケストラの芸術監督、ゼー・ミゲル・ヴィズニキやセルソ・シンと組んだ歌伴、そしてジョビン歌曲を洗練されたタッチで切り取ったソロ・ギター作などマエストロとして知られるギター奏者 – アルチュール・ネストロフスキー、実の父とタッグを組んだ声とギターのデュオ作品。冒頭”Pós você e eu”からルイス・タチとアルチュールの共作、そしてヴィズニキが二枚組大作「Indivisibel」で採り上げたシューベルト”セレナーデ”の葡語ヴァージョン”Serenata”、アヒーゴ・バルナベーの”Londrina”と、父娘ともに所縁の深い楽曲が並ぶさわりの部分。セルソ・シンとのアルバムに収録されていたシューマン曲の葡語カヴァー”Pra que chorar”も。そしてアリ・バホーゾ”Folha Morta”やトム・ジョビン=ドローリス・デュラン”Por causa de você”といったプラジル音楽史に刻まれたサンバ・カンサォン、北米産のジャズ・スタンダード”I’m through with love”やサンバ・カンサォンへとメドレーで繋ぐ”Body and Soul”、ボーナス・トラックとして収録された”I only have eyes for you” の葡語ヴァージョンなどでも、ショーロとクラシカルの折衷ともいうべきスタイルでフレーズを流麗に紡ぎながら、唄に活きるための水を汲むように軽妙なヴォイシングをみせるアルチュールのナイロン弦ギター、叙情詩の世界を描いてみせるシアトリカルでハイソな趣きの、それでいて自然体の発声が柔らかく耳に馴染むリヴィアの唄声、ブラジルでしか生まれ得ない現代版究極の「声とギター」を体現。推薦文はリヴィアの姉妹ソフィアが寄せ、プロデューサーはカカー・マシャード、スタジオ・エンジニアはYBのカルロス・リマ。研磨・革新されたボサ・ノヴァを求める方、ギター好きの方、これは胸を張ってお勧めできる一枚。(サプライヤーインフォより)

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