V.A. / CADENCE REVOLUTION 1973-1981, disques debs international vol. 2


UK STRUT からの復刻新譜、Debsコレクション第2弾は折も折? カダンスのコンピレーション(第1弾は>こちらでした)!なるほど、レアーな曲が揃ってますねえ、当店でもつい先日まで、カダンスの嵐が吹き荒れていましたが…!?Debs 廃業により、既にフィジカル入手困難な曲ばかりとなります。こういう形でもOKですから、どんどんDebs音源復刻が進むとイイですねえ!

1 Super Combo /Moin Domi Dérhô 7:25
2 Les Vikings /Ambiance (Guhe Huiamo) 2:22
3 Typical Combo /Piensalo Bien 3:39
4 Guadafrica Combo /Moin Ce Roi Roi 5:34
5 Galaxy /Disco Funk 5:01
6 Koumbit /Lagé Yo 3:43
7 Smoke /Lina Femm’ Foll 3:42
8 Les Rapaces /Music Passe Partout 5:14
9 H.W.T. Band /Good Trip 5:52
10 Midnight Groovers /Stranger (Disques Debs Version) 4:52
11 Ti Celeste /Moin Envie Danser On Belle Biguine 3:30
12 Bienveillance Abymienne /Ti Jenes An Nou 4:32
13 Guy Conquette Et Son Groupe /Ping Pong 4:11
14 Edouard Benoît /Mauve Chauffe 4:49
15 Rico Et Pi Yo /Pas Coler La 5:28
16 Tabou N°2 /Experience 3:34

<補足 カダンスKADANCE or CADANCE>
“カダンス・ランパ” とは、ヌムール・ジャン・バティスト創始の”コンパ・ディレクト”に対抗するため、ライヴァル関係にあったウェベール・シコーが自らの音楽スタイルを名づけた言葉。基本、アコーディオン&サックス、そしてホーンズを前面に展開したコンパ・ディレクトと本質的には変わらないものの、セカンド・ドラムの導入により、安定したバス・ドラムと強調されるシンバル、ハイハットとカウベルが生み出すアップテンポなリズム感において、ウェベール・シコーはカダンス・ランパに名のもとに人気を得ます。
1970年代に入ると、コンパ、カダンス・ランパや、それに続くハイチの若手台頭を象徴する“ミニ・ジャズ・ムーブメント”の影響も流入、新たな音楽スタイル “カダンス” が(その多くが、Debs スタジオの制作において)グァドループを中心に流行、次々と新しいグループが世に出ました(Selecta, La Perfecta, Les Aiglons, Les Vikings, Typical Combo, Les Gentlemen, Les Leopards, …)。ハイチ・スタイルを咀嚼し整理されたビートに、ビギンやマズルカなどのメロディーを援用しつつ、カダンスは、マルチニックやドミニカ島(ドミニカ共和国ではなく、英領ドミニカ島)も巻き込み、仏語圏カリブを席巻していきます。
並行して、ドミニカ島出身の音楽家達(Exile One, Grammaks…)が、グァドループを拠点に展開した “カダンス・リプソ” もカリブ圏内外で人気を呼びました。カダンス・リプソとは、カダンス・ランパとトリニダードのカリプソをミックスし生み出されたという70年以降のダンス音楽。カリブ海音楽として最初にシンセサイザーを導入、ソウル、ファンク、レゲエ等の要素も取り入れたその疾走感あるサウンドは(ソカの成立にも影響を与えたそうです)、カダンスと合流するかたちで、80年代のズーク大流行の伏線となりました。

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