HARRY ROESLI / TITIK API

☆ハリー・ルセリ / 発火点 (セカンド・アルバム)
インドネシアのトロピカリア!はてまたインドネシア版『太陽と戦慄』!?というか、ハリー・ルセリはハリー・ルセリですが…。ともあれ、ハリー・ルセリの最高傑作であり、インドネシアン・ロックの金字塔であることは確かです!

というわけで、ハリー・ルスリ(1951-2004) 一筋縄じゃないですね、祖父が有名なインドネシアの作家、Marah Roesli だということですが、本アルバムを22歳で録音、地元バンドン大学(航空工学)在学中だったそうです。もともとボブ・ディランに影響され、詩人になろうとしていたようですが、どうでしょうね、このアルバム、そこはかとなくブラジル軍政下の60年代後半トロピカリズモに影響されているような気もしますが。ブラジルとインドネシア、ちょっと接点が見えづらいんですが…、軍事政権下のトロピカリズモを、スハルト政権下のインドネシアに当てはめたような録音?という勘ぐりもできないことはないでしょう(当たってるかどうかは別として)。

▽以下メーカーインフォより
1975年にインドネシアで録音、当時カセットのみ発売された音源をリマスタリングし、とうとうCD復刻! 日本限定版として帯、邦訳解説付きで発売されました! デザインを、ジャカルタでカフェ、ライブはもとより新旧幅広くインドネシア音楽を世界に発信する Mr. Shunsuke Izumimoto が担当〜 Originally released by Aktuil Magazine in 1975 /Limited Edition Cassette

1 Sekar Jepun
2 Merak
3 Jangga Wareng
4 Kebo Jiro
5 Epilog
6 Prolog
7 Curah Hujan
8 Dinding Tulang
9 Semut
10 Bunga Surga
11 Lembe-Lembe
12 Epilog