MARIANA MORAES / BRISA DO MAR

偉大なボサ・ノヴァ詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスの孫娘による優美でエレガントな正統派MPB作品、2019新譜。
かつて80年代初頭にナナ・カイミが歌ったタイトル曲の”Brisa do Mar”(ジョアン・ドナート=アベル・シウヴァ)に始まり、モアシール・サントス=ネイ・ロペスの 4月の子どもと副題のついた”Maracatu Nação do Amor”、伊サントラ盤で有名なアルデマロ・ロメロの”D’Improvviso”、サンバ・カンサォンの女王マイーザの”Resposta”、ジョビン楽曲ではガブリエル・グロッシ(harmonica)が参加した”Inútil paisagem”、ジルベルト・ジル”Presiso aprender a só ser”… ブラジル・ポルトガル語のみならず、イタリア語にフランス語、英語。60年以上前の楽曲から、ホーザ・パッソス”Dunas”など90年代の楽曲に至るまでの興味を惹くレパートリー。これらを「夜カフェ~ジャズ」として国内盤がリリースされるなど、 ムーディーでハイクラスな編曲術に定評のある鍵盤奏者フェルナンド・メルリーノがアレンジ。舞台女優のキャリアも経て三作目、よりアーティスティックな佇まいを見せるマリアナの唄声が際立ちます。カルロス・リラと祖父ヴィニシウスによる”Sabe Você?”にはベテランのオス・カリオカスが参加、男女混声となる芳醇なコーラス・ワークが冴え、ジャヴァンの密かな名サンバ”Embola bola”、ベベ・クラメール(acc)が参加し、ショーロの王様ピシンギーニャの楽曲にヴィニシウスが載せたフランス語歌詞の”Seule”や、バタチーニャ作”Imitação”など古典とも言える楽曲に洗練されたドレスアップを施したものまで。CDのみのボーナス・トラックとしてアルゼンチンのジャズ・ミュージシャン、セルジオ・ミハノビッチ(西語: セルヒオ・ミアノビッチ)作のメロウな”Some time ago”を収録。(サプライヤーインフォより)

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