JULIANA SINIMBÚ / SOBRE AMOR E OUTRAS VIAGENS

視野を広げてくれるブラジリアン・ポップ作品。ベレン出身のジュリアナ・シニンブー、アルチュール・クンス(drs, syn / strobo)がプロデュース、グスタヴォ・ベンジャォン(eg / do amor) 参加!
パラー州ベレン出身の女性S.S.W.ジュリアナ・シニンブーは、ジュリア・ボスコやオットーとも親交の深い10年選手のアーチスト。自らのポップ・サイドを推し出したと言う三作目の本作では、まずセンスの良いバックに耳を惹かれますが、ナタリア・マトスやアルチュール・ノゲイラの作品にも関わるポストロック・デュオ、ストロボのアルチュール・クンス(drs, syn) のプロデュースで、21世紀ブラジル音楽きってのオルタネイティヴなバンド、ド・アモールのグスタヴォ・ベンジャォン(eg)が参加。レパートリーが海外からみるとごく新鮮で、冒頭の自作曲に始まり、ダンス・ポップ・チューンm-2″Bandido”はバイーア出身のジョルジ・パパパーが楽曲制作に携わっていたり、m-3″Louca Saudade”はベレンのルーツ・スタイルであるトニー・ブラジル作のブレーガを現代流に解釈したもの、続くm-4″Só Depende de Você”は、ディスコグによると[ブラジリアン・ファンク・メロディ・シンガー]とカテゴライズされるヴァングアルダ’96年のヒット曲のカヴァー。m-5″Retocada”にゲスト参加するマテウスVKは、元心理学者でサンバ・ブロコのプシャドールを務めた人物。バイーア出身の女性S.S.W.マルセラ・ベラスの楽曲や、アコーディオン弾き歌いのパフォーマンスで知られるリヴィア・マットスの楽曲を採り上げたりと、目を瞠る眩いポップ観が散りばめられたアルバム。(サプライヤーインフォより)