MARIA RODES / MARIA CANTA COPLA


maria-canta-copla久々の再入荷!
1987年バルセロナ生まれ、イノセントとメランコリーが溶け合ったような、ちょっとハスキーなウィスパーヴォイスの持ち主、マリア・ロデス(Rhodes でなく Rodes ということは、ユダヤ系ということでしょうかね…)。2009年にレコーディング・デビューし、これまで3枚のギター弾き語り風ソロアルバム(〜コケティッシュで少しばかり情緒不安定、それでいて空間的な広がりを感じさせるようなアコースティックな作風?)と1枚の共作アルバムをリリースしていますが、この2014年作は一味違います。
20世紀前半、スペイン市民戦争からフランコ独裁政権下において人気女性歌手を多く輩出し黄金時代を迎えるも、2次大戦後にはしだいに下火になって行ったカンシオーン・エスパニョーラ、追想のスペイン歌謡 “コプラ”の、 往年の名曲を歌い綴った作となります。
もちろん、そのキャラの立ったウィスパー・ヴォイスと、マリア自らのアレンジによるどこかミスティック、憂愁とノスタルジーに溢れたバックの演奏において、前世紀半ばあたりのコプラの有名曲が生まれ変わっていることは言うまでもなく…、何でしょうねえ、まるで寄る辺なく孤独な少女の思い描く空想の南欧レトロ歌謡、とでも言うか、 そもコプラというのはトナディージャ、クプレ以来の8音節4行短詩によるアンダルシア歌謡の伝統…、とか、そういうことじゃなくて、端的にファンタジーですねえ、やっぱり、この作。と、そう一度認めた上で、80年代この方、これまでいろいろリリースされているコプラ復興気運の試みの中で(マルティリオとか誰それとかよりも)、このアルバムが一番面白い、というのも正直なところです。
P.S. 当店がバルセロナで一番信頼をおく男、ラ・トローバ・カンフーのジョアン・ガリーガがゲスト参加しているところも嬉しいところ。

▽もと歌の一つです。

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