AZIZA BRAHIM / SOUTAK


aziza-brahim-soutak1976年生まれ西サハラを故郷としながら、アルジェリアの難民キャンプで育ち、10代にはキューバへ留学、その後アルジェリアへ戻り音楽活動を開始、20代半ばからはスペインを拠点に歌って来たアジザ・ブラヒム〜2012年の>フル・アルバムに続く3ndアルバム(ファースト09年作はダウンロードのみのミニ・アルバム)です。前作に続き本作でも、ディープに砂漠のメリスマを聞かせるというより、シンガーソングライター(全曲自作曲)らしく、それなりに乾いた飾りのない歌い口、その発声にサハラの雰囲気を湛えながらも、歌う言葉の意味を聞く者に問うような姿勢を感じさせます(英訳歌詞付)。今作ではレーベルをグリッタービートへ移籍、プロデュースもタミクレストやマリのベン・ザボを手がけたクリス・エックマンが努め、マンディングやスペインの風合いを感じさせる〜生ギター&ベース、パーカッションとバック女声(アジズの実妹)というグッとシンプルな編成で、語りかかけるようにも、訴えかけるようにも、その不思議に説得力にある歌声を淡々と聞かせています。“砂漠のブルース” っぽい要素を随所に感じさせたエレキギター、ドラムス使いの前作と比べると、かなり静的なアルバムと言っていいでしょうか。が、その分、アジザ本来の裸の歌が強調された作とも聞こえます。


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