DENGUE FEVER / VENUS ON EARTH

denguefever08米西海岸の現在形カンボジアン・ロック・バンド=デング・フィーヴァー3作目が入荷しました!もちろん、紅一点、カンボジア出身女性歌手=コーン・ニモール嬢も変わらずキュート!なんとカンボジア公演を成功させ、ドキュメンタリー・フィルムも完成している(MYSPACEでちょっと観れます)らしい、ということですから、それはそれで、またもや期待大ですが、この新作アルバム、最初聴いた感じでは、セカンド作のキャッチーさがやや後退、ちょっと地味かも、という印象でしたが、聴き進むうちに納得、これは“本格派アジア歌謡ロック”アルバムなのだと納得しました。コーン嬢の歌声は、「夢のサンフランシスコ」でありつつカンボジア歌謡であり、バックの演奏は、西海岸インディー・ロックでありつつ、東南アジアのガレージ・バンドでもあるというダブル・ミーニング状態!いや、なかなかできることじゃありません、しかも、過去のカンボジア・ロックを再現しつつ、東南アジア歌謡の新たな展開も予感させる未来形バンドであるという離れ業!(今まで、これだけアジア歌謡世界に接近した北米ミュージシャンは存在しただろうか?という疑問さえ浮かびます。)これは問題作!