GAMBANG KROMONG “NAGA SARI” / LAGU-LAGU TERBAIK GAMBANG KROMONG, TEMPO DOELOE

gambankromong12ジャカルタのコタ地区(移民の街だったバタヴィアの旧市街地跡)のチャイナタウンを中心に伝わるインドネシア / マレイ+中華文化のmixture音楽ガンバン・クロモンですが、〜ガンバンと呼ばれる木琴に打楽器のクロモン、そして胡弓や笛などが渾然一体となり、チャンプルーな雰囲気と軽快なリズム感を持った民俗色濃い音楽として伝えられて来ました。70年代には、バタヴィア旧市街 / 下町出身の歌い手で俳優、ベニャミンS.がこのジャンルをモダン化 /大衆歌謡化し(ガンバンクロモン・モデルン)、インドネシアで絶大な人気を誇ったことは有名です。が、ベニャミン没後は、さっぱり新録に出会えなかったガンバンクロモン、で、久々にリリースされていた本CD、男性歌手=SANIH DKK, そしてNURLELA & ENG CUIH DKKという女性歌手の3者が歌うガンバンクロモン集ということになり、貴重ですね。エレキギターなどが入り“モデルン”な風味も多少漂いますが、大筋は昔ながらの伝統スタイルによるガンバンクロモンと言っていいでしょう(人形劇や祝祭で奏でられて来たスタイルです)。GAMBANG KROMONG “NAGA SARI” のエキゾでチャンキーな演奏に情感濃いヴォーカルが響く佳作となっています。

>こちらで紹介されていたアルバムですね(無断リンク毎度すみません)!

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