CILLA DAGAN / THE COLLECTION


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暗いですねえ、なんか、中欧/東欧の香りがするなあと思ったら、やっぱりそーでした。1946年にポーランドで生まれたユダヤ系女性とのこと、その後、家族でイスラエルに移住、そして、16歳からテルアビブのナイトクラブで歌いはじめ、そこをイスラエル最高の女性ソングライターともされるナオミ・シェメルに見いだされ曲をもらったりもして、ヘブライPOPの寵児となったわけですね。その名はシラ・ダガン、アルバム・デビューは1970年だったそうです。本2CDは、シラ・ダガンが最も旺盛なレコーディングを行った70年代のベスト全47曲ということになります。その後、2003年に亡くなるまで、80年代以降はラジオ番組を持ち、女優としても活躍したそうですが、ポピュラー音楽歌手としての盛期はこの70年代録音にあるんじゃないかと思います。
その透明なメランコリーを感じさせる端正な歌い口、仄暗い情感を湛えながらもサラリとした発声がたまりませんね。地中海的な明るさを感じさせず、アラブ的な脂っこさも感じさせず、どちらかと言えば、やはり中欧〜東欧のユダヤから西アジアのセファルディへと繋がるマイナー調傾向?みたいなものを感じさせます…。音楽的にはR&Bやフォーク、シャンソンやJAZZなどの要素を経由したイスラエルPOPと言うべきでしょうが、まあ、一口にイスラエルと言っても、ユーラシア中から集まった移民の国、一筋縄ではないわけです。が、何というか、その移民による人工的な国家ならでは?全体に漂う寄る辺なさにおいて、このシラ・ダガンの歌声、いかにもイスラエルPOPの一時期を代表した声と考えてみたいと思います(かなり強引ですが…)。





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