AMZI ABUREDWA / REFLECTIONS OF PALESTINE

巨匠バレンボイムが指揮するウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団にも在籍していた、パレスティナ出身のラムジ・アブレドワン。幼少のころには難民キャンプでインティファーダ(民衆蜂起)に参加した彼だが、10代後半で突如音楽に目覚め、フランス留学した後に、現在では母国で大きな音楽教育団体も組織しているそう。そんなラムジが発表した初めてのソロ・アルバムが本作で、アコーディオン、クラリネット、ウード、パーカッションをバックに、ギリシャを代表する弦楽器ブズーキと親戚関係にあるブズークを演奏~アラビックな旋律を軽やかでリリカルにインストメンタル・チューンで聴かせています。