2012年秋以来の当店ベストセラー!バルセロナの女性シンガー・ソングライター、シルヴィア・ペレス・クルースの12年作です。ビル・エヴァンス曲をジャズ系ピアニストと綴ったり、女性だけのネオ・フラメンコ・ユニット“ラス・ミグラス” 名義作や、そしてフィーリン系ジャズ・トリオやハングドラム奏者とのそれぞれの共作アルバムが続きましたが、この作が初のソロ・アルバム!~ギター1本弾きながら、透明な声で歌います。バルセロナといえばミクスチュアー・ダンスというイメージはさておき、ただ、歌う、その感じ、いいじゃないですか。カタルーニャ~北部スペインのトラッドや大衆歌謡の歌い口を継ぎながらも、瑞々しい感覚が光ります。なんというか、いろんな形容や前置きを排しても、単なる“歌い手”という呼び名がキチンと残る、近頃、希有な若手女性歌手じゃないでしょうか?もちろん、静かなるミクスチュアー、とでも申しますか、ブラジルのミナスやボサノーヴァや、あるいはキューバン・フィーリン、ファドやアラビック等の要素も消化し、自らの歌とアコースティックなアンサンブルに取り込んでいます。オススメできます。