南イタリア~ナポリの生まれ / 元ムジカノヴァの女性歌手だったヴェテラン人気カンタトゥーラ、テレサ・デ・シオ、もう65歳になるわけですね(こっちも歳取るわけです…)。う〜ん、たぶん、ソロ&リーダー・アルバムとして、前作のライヴ・アルバムも入れれば、17作目になるんでしょうか?ミレニアムを挟んでしばらく、いかにも南イタリアらしい?潮枯れた歌声で、少しばかりドスを効かせた癖のある歌声を聞かせていたテレサ・デ・シオでしたが、>こちら、前スタジオ作にその兆しはありましたが、なんだか、80年代あたりに聞かせていたような、ちょっと少女っぽい澄んだ歌声にもどってしまった観あり(ナポリのヴィクトリア・ウィリアムズ?)。ことさら南イタリア伝来のディープな歌謡性を増幅することもなく、ギターやピアノ伴奏を軸に置いたアコースティックでシンプルな伴奏において、アクの抜けた歌い口を聞かせる2019年作となりました。まるで、つきものが落ちたような(失礼!)すっきりとした発声が、いいじゃないですか。お顔も少し優しくなったような、気がします。
1 Sarebbe Bellissimo
2 Certi Angeli
3 In Un Soffio Di Vento -Feat. Ghemon
4 Puro Desiderio
5 Sorridi
6 Tot Le Chanzon
7 Mia Libertà
8 Quante Nuvole
9 L’Amore, L’Attimo, Il Treno
10 Il Pane Della Domenica