長らく品切れ状態でしたが、待望の再プレス成りました!
「SP音源で綴る二○世紀之大衆藝能」シリーズ第二弾!昔日、オーディーブックの『日本の庶民芸能入門』でたった1曲(本CDトラック1)のみ聴くことができたナンセンス・コーラスのナンジャラホワーズ、待望の初複刻相成りました(生きてて良かった)!~長唄、小唄、端唄、都々逸、民謡、浪花節、浄瑠璃、かっぽれ、詩吟、義太夫、見せ物口上、阿呆陀羅経、唱歌、童謡、とりわけ浪曲そしてジャズ/ジャズソング、ポルカ、ハワイアン~欧米音楽他々を、驚異の生演奏一発録りパッチワークにおいて強烈にカット&ミックスしスイングさせるそのスピード感ある和製ジャイヴ・ミュージック(人力ミュージック・コンクレート by 湯浅さん)、まさに絶品!男ふたり女ふたり計4人のそのメンバーの芸名しかわかっていないというナンジャラホワーズ(ミス妙子&ミス洋子、フランク富夫&フランク正夫=男女2ギター&男アコーディオン&女ドラムス!銅鑼、木魚ほか各種打楽器)、関西を拠点に活動していたらしいこと以外一切のデータらしきものが何も存在しないナンジャラホワーズ~20世紀日本音楽芸能界最大の謎!?と、ほんの少人数のごく一部の数寄者な人々の間で囁かれ続けて来たその正体は如何に!?と、いうわけで、本CDは太平洋戦争中(!!)にタイヘイ・レコードに遺された10枚の貴重SP音源に、戦後「ミス妙子とそのグループ」名義でリリースされた音源を加えたコンプリート・ナンジャラホワーズ複刻コレクション!まさに奇跡的復刻(音質にも満足)!忽然と今に蘇る大衆藝能の極致!これを聴かずしてニッポンのポピュラーミュージックは語れない必聴・必笑のアイテム!だがしかし、瀬川昌久、湯浅学、岡田則夫、そして華宙舎同人、その道の大家諸兄をしても、やっぱりわかりませんでしたぁ~というナンジャラホワーズの正体!深まる謎、それにしてもミス妙子最高!終点でございます。(ともあれ、戦中日本にこんな風通しのいい泰平芸能環境があったとはコレ如何に!?今何時?何時っておまえ非常時だ。スパイはすっぱい、すっぱいは夏みかん、蒋介石のまわしもの南京虫~云々!)。