えぐさゆうこさんの声は、途絶えかけそうてしまいそうなあやうさをも抱えながら、
私たちをあたたかく満たし母のように語りかけています。
(民謡歌手 伊藤多喜雄)
ナレーターとしても活躍し、屋久島にルーツを持つ歌手・えぐさゆうこ。
伝承者の少ない屋久島の子守唄、奄美のシマ唄をコーラスアレンジした『朝顔』、トカラ列島の無人島の『しゃくだんばな』など南西諸島の希少な唄や、中島みゆき『竹の歌』、大貫妙子『花・ひらく夢』など名曲のカバーを織り交ぜた1stミニアルバムが遂に完成。
演奏には加藤登紀子や伊藤多喜雄のサポートなどでも活躍するピアニスト・江草啓太、 早川義夫との共演でも知られるアコーディオン奏者・熊坂路得子が参加。
屋久島・奄美・トカラ列島の古謡と名曲の世界が響きあう1枚。
■収録曲:
1. 朝顔節(Amami)
2. 竹の歌
3. 花・ひらく夢
4. シャ・リオン
5. 永田の子守唄(Yakushima)
6. 花富の子守唄(Amami)
7. しゃくだんばな(Tokara)
■演奏:
えぐさゆうこ(Vocal)
江草啓太(ピアノ、奄美竪琴、programming)
熊坂路得子(アコーディオン)
■プロフィール
えぐさゆうこ / 歌手・ナレーター、元南海放送アナウンサー、現在俳協所属
横浜国立大学美術科時代にモダンダンス部に在籍し、コンドルズ近藤良平氏に師事。
2000年に南海放送入社しアナウンサーとしてテレビ、ラジオで活躍。
在局中に奄美大島のシマ唄を知り人生観が劇的に変化。
最初は独学だったが尊敬する唄者(うたしゃ…奄美大島のシマ唄の熟練した方に対する尊敬の念を込めた称号である)に出会い、方言や昔の生活、唄掛けなど唄について深く学ぶ機会を得る。
そこでの経験からより深く自分の唄を深める為に2009年父の故郷・屋久島で唄の調査を行い、「幻の名曲」と言われた古謡の存在に出会う。
50年近く前の名手の音源の独特な音階などに忠実に再現しようとさまざまな試行錯誤を重ねるうちに、他の地域の豊かな音楽を知るようになり、隠岐諸島や瀬戸内海などの伝承者が居ない唄などを調べるようになる。その活動が夕刊フジ、サンデー毎日、スポーツニッポン、南日本新聞などで紹介され話題を呼ぶ。CD『まつばんだ』(ライブ会場限定販売)などをリリース。モンゴル音楽祭や新居浜太鼓祭りなど様々なイベントに出演している。現在もナレーターとして活躍する質の高い語りと、古謡などを織り交ぜた舞台は「圧倒的な表現力」と評される。
(以上、メーカーインフォより)