赤い疑惑 / オレ達ハ日本デ生キテイル


akaigiwaku何ともご紹介のしようがないのですが…、ま、気に入ってしまったんだから仕方がない。何というか、将来が見えないというか、持たざる者というか、単にモテそうもないというか、それにしても真っ直ぐで、それでも未来を信じているというか、どうにもこうにも、なかなかCDアーティストとしてアリ得ない先入観を強いてくる久々の逆説的大物!?と言うべきでしょう。~はっきり言って不景気デフレ年金も出なそうだし政治カラッポのうえ取り返しのつかない原発事故、と、高度成長のツケを十二分に払わされている現在の若い世代(メンバー3人は30代になったばかりの模様)の想いや怨念や諦念や、展望とか願望とか、その他諸々の気持ちのありようをキッチリぶつけられたような気がします。与作のパクリではないとワザワザ歌詞で断りを入れている冒頭オリジナル「日本で生きている」~与作は木を切る30代へいへいホォ~♪オレラも木を切るぅ~と、どこか昭和レキントっぽいしみじみギターソロ by EKD をはさみつつ、不器用と言っても過言ではないラップが始まるその瞬間、特にスリリングではない浮遊感満載のロック魂を感じてしまいました。そこら辺がなんとも不意打ちの共感を誘うわけです。そんなわけで当店としては異例の東京3ピース・バンドのオススメとなりますが、ちなみにバンド名は、もちろん百恵ちゃん主演TV番組名から取っているそうで、良くも悪くも昭和の遺産を背負いつつ、尊敬する人はトーマス・マプフーモ~ということでアクセル長尾、松田クラッチ&沓澤ブレーキーという平成東京を生きる3人の若者の将来の展望の見えなさ加減、どっちつかずの折衷的音楽性加減が、実にリアルに現在形の私小説的 / 日本的なロックになっているかも、ですねえ。

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