LOUDOVIKOS TON ANOGEION ‎/ TO OCHI APOKOIMITHIKE STIN ANKALIA TOU NAI

ルドヴィコス・トン・アノイオン1951年にクレタ島の山間の村で生まれ、育った作曲編曲家にして歌手、珍しくもクレタのマンドリン(マンドーラのようにも見えますが)を弾き語るSSWです。なんとも、豪華なトラッド系女性歌手陣を揃えたアルバム(1999年作)となります。   1 Néna Venetsánou, Melína Kaná, Lizéta Kaliméri …

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MARKOS VAMVAKARIS &V.A. / TA MEGALA TRAGOUDIA

>こちらの続編、ということになるかと思いますが、廉価紙ジャケ盤ではなくて、DVDケース大のシールド盤となります。先行盤4CDと同様、各CD15曲収録中5曲はヴァンヴァカリス自身のナンバー、ほか10曲はミノスEMI系音源から様々な歌い手達によるヴァンヴァカリス曲のカヴァー名演が収録されました!それにしても、イイ横顔… CD11 Márkos Vam …

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MANOLIS HIOTIS, MARY LINDA & V.A. / 16 SPANIES ICHOGRAFISEIS

1950年代半ばに出会ってから、60年代半ばの離婚まで、北米でも人気を博したギリシャ人“ライコ・パルコ”夫婦デュオ、ブズーキのヴァーチュオーゾ、マノリス・ヒオティス(作曲、エレキ・ブズーキ演奏&コーラス)&女性歌手、マリー・リンダのレアー録音集、ということになりますが、マリネッラやストラトス・パユムディス、トリオ・ベルカント、ヴァッソ・キリアジ、ドゥキッサ等 …

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ARLETA ‎/ STO RYTHMO TOU AGERA

アルレータ(1945– 2017) ギリシャはアテネ生まれのミュージシャン、そして、作家、挿絵家、絵本画家としても有名でした。 彼女のファーストLPは1966年にリリースされましたが、それは、60年代後半のギリシャ音楽シーンに興っていた新たな波 “NEO KYMA” のムーヴメントの中で、広く好評を博しました。その非ライカ系のギター弾 …

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NIKOS PARAOULAKIS, DIMITRIS PAPAHARALABOUS ‎/ APO TO FOS STO SKOTADI

77年、クレタのイエラペトラ生まれの音楽家 / 作曲家(ギタリスト、伝統音楽研究者&音楽院教師)のニコス・パラウラキスと、07年にソクラティス・マラーマスの作で作詞を担当することで世に知られることなったディミトリス・パパハララブスの共作。アルキヌース・イオニダス、マノリス・リダキス、マリーナ・ダカナリ、ゾイ・ヴェルガキほか、有名無名の男女歌手がかわるがわる歌 …

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PANOS GAVALAS ‎/ ETSI EINAI PANTA M’ENA ANTIO

パノス・ガヴァラス(1926-1988)、元はアコーディオンを楽しむ漁師だったそうです。が、ヴァシリス・ツィツァーニスに見いだされ、1956年に初録音、以降、特に60年代にはシングル録音多し、そして70〜80年代を通じてもアルバムを残しました。本CDは60年代末のシングル(45rpm)を復刻したコレクションとなります。何というか、同時期の、昭和なムード?さえ …

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EVA LOUKATOU / ETSI THA GINEI

これがデビューと思われるアテネ在の若手作詞作曲家、エヴァ・ルカトゥのコンポーザーズ・アルバム(歌もうたう人のようですが、この初作では1曲だけ、ラスト・ナンバーを歌っている模様)!作曲編曲にプロデュースも自らつとめています。フリスト・ゴリア4曲、ソフィア・パパゾグル3曲、アポストロス・リゾス1曲と、歌い手達を招いての作となりました。 1 Hristina Go …

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DIMITRA GALANI ‎/ EIKONES STO CHRONO, 40 IchografIiseis 1969-1989

ディミトラ・ガラーニ、ハリス・アレクシウと並ぶギリシャを代表する女性歌手の一人(知性派と言ってもいいでしょうか?)1969-1989 デビュー・シングルから89年までの40曲、ギリシャ最大手レーベル、ミノスに属した時期のベストとなります。実はミノス時代初期のガラーニのCDは、ナカナカ入手困難になっていますので、このベスト2CDは有り難いですね!   CD 1 …

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MARINA ZAFEIRIOU ‎/ HARMANI

2008年作、本アルバムのみを一作残して、消えてしまった女性歌手…、どこから来て、どこへ行ってしまったのか、何もわかりませんが…、手回しオルガン風の懐かしいような音色にしても、サラッとした歌い口にしても、なかなかイイ作ですね、   1 Άλα Της 2 Κόκορας 3 Τα Βατράχια 4 Το Καλντερίμι 5 …

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LOXANDRA / IN TRANSITION

おお、見逃していました。前世紀初頭までの、アナトリアはスミルナのギリシャ歌謡を再現する紅一点女声をフロントに擁した若手ユニット(だった…)ロクサンドラ、2012年の初作以来の新録、3年前に出ていたんですねえ(完全に見逃していました)、今回は僅少入荷、詳しくは後刻〜   1 Ti Se Mellei Esenane   Darbuka, …

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POLY PANOU ‎/ AFTA POU ITHELA NA PO

ポリィ・パーヌ(1940-2013)のおそらくは90年代音源コレクションかと思われます。〜13歳の頃から歌い出し、1952年にグリゴリス・ビティコツィスに見出され、50年代前半から多くのシングル(約200枚)をリリース、60年代半ばからはLPもリリースし、20枚以上の自己名義アルバムを残しました(ゲスト録音は数知れず)。ラスト・アルバムは1997年の作でした …

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DIMITRIS MITROPANOS / CHORIS EPILOGO

タイトルは “エピローグなし” とでも…。2012年4月19日に亡くなってしまったディミトリス・ミトロパノスの、最後のアルバムに収録されるはずだった録音済みの1〜4曲目と、TVシリーズの主題歌として生前に録音されていた5曲目を収めたミニ・アルバム…   ディミトリス・ミトロパノス〜1948年にテッサリア北西部のトリカラで生まれ育ち、1 …

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YIANNIS PARIOS ‎/ ACH AGAPI, ACH EROTA

10インチLPみたいなジャケに2枚のCDが入ったヤニス・パリオスの2020年新作初入荷です。すべて自作曲で20曲、曰く「ほとんどの人々が一生に出遭う人生の出来事、その物語、幸福、悲しみ、そして期待、その一つ一つの瞬間を歌い綴ったその歌声…。その歌は、人々の集合的記憶と結びつきながら、ひとつひとつの歌う言葉と、胸に残るメロディーの中に、過ぎ去った時 …

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MOSCHONAS & MITSARAS / PALIA FROURA

写真向かって左の人物がオデッセイアス・モショナス(サモス出身 1912-1995)ですね。この人は50年代に一時キャリアが途絶えたものの、ヤニス・パパイオアーヌやプロドモス・ツァウサキス、あるいはステラ・ハスキルらとの共演歴もあり、レベーティカの歴史にキッチリ名前を残した歌い手ですが(味わい深い歌声は勿論スバラシイものです。…ところで本作には、ア …

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MAGIA MELAGIA ‎/ TO PEPROMENO MOU

  マイア・メライヤ(本名メリポメニ・ツィリゴティ)、1928年アテネ生まれ、戦後ギリシャの女優にして歌手、物憂げに沈んだ低音ヴォイスとグラマラスな容姿で、ギリシャの男たちを魅了しました。その歌唱スタイルは、かのソフィア・ローレンに影響を与えた、ともされています。   1 Σ’ Αγαπώ Σ’ Όλες Τις Γλώσσες 2 …

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V.A. & YIANNIS PAPAIOANNOU / NA SOU PAIXO BOUZOUKAKI, M’ OMORFI DIPLOPENIA

マルコス・ヴァンヴァカリスらに続きピレウス派のレンベーティスとして、職業的自作自演歌手となったヤニス・パパイオアーヌ(1914-1972)の、その自作曲レパートリーを、名だたる歌い手達のカヴァーで辿ろうという、なかなか凝ったコレクション2CD、実に聴き応えありますね…。というか、歌手としても勿論素晴らしかったパパイオアーヌですが、こうして並んだ曲 …

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LENA ALKAIOU / SYNTAGES GIA LATHI

1 Όπως Εσύ 2 Αποστάσεις 3 Σκάκι 4 Η Αιώνια Πληγή 5 Αργά  -Feat.  Dimítris Básis 6 Πάω 7 Πλατεία 8 Στον Θεό 9 Παραλογισμός   -Feat.  Dimítris Básis 10 Θέλω Να Χωρίσουμε 11 Συγνώμη 1 …

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STRATOS PAGIOUMTZIS / I FONI TOU REMPETIKOU

「首にナイチンゲールの巣を持つ男(直訳)」と渾名されたストラトス・パユムヅィス(1904-1971) 、要するにナイチンゲールが鳴くように歌うこともできる、という意味でしょうね(随分とシブイ小夜啼鳥ですが…)。アナトリアはイズミール(スミルナ)の北に位置する海辺の街、アイワルクで生まれましたが、ギリシャ・トルコ住民交換(1923)より以前に、ピレ …

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DIMITRA GALANI / M’ ENA GLYKO ANASTENAGMO

シブイですねえ、ディミトラ・ガラーニの1992年作、単独歌唱アルバムとしては、1972年のソロ・デビュー・アルバムから数えて15作目ぐらいになるんじゃないかと。アキス・パヌ、セミス・ナルツァス、ヨルゴス・ラフカス、そしてヴァシリス・ツィツァーニスと、戦前から戦後にかけてのレベーティカ〜ライカの作曲家による有名曲の中に、伝承曲も挟みながら、実にシブイ、イイ曲ば …

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