ANTONIO CARLOS BIGONHA / ANATHEMA

口ずさみたくなるような旋律が心地よいハーモニーに寄り添う、極上のピアノ・トリオ作! ブラジル音楽の歴史に名を刻むアリ・バホーゾと同郷、ミナス・ジェライス州ウバの出身のピアノ奏者で、ブラジリア大学にて修士課程を取得。第23回ブラジル音楽賞インストゥルメンタル部門のほか数々の栄誉に輝き、ナナ・カイミやマリナ・マシャード、シモーニ・ギマランイスとも仕事を共にしてき …

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QUARTABÊ / LIÇÃO #2, DORIVAL

耳を惹くのはジョアナ・ケイロス(cl)、マリア・ベラルド・バストス(cl) のWクラリネット。モアシール・サントスのショーロを斬新異端の解釈で驚愕させられたコンテンポラリーなサンパウロの音楽ユニット – クアルタベー。戦隊もののコスチュームに身を包んだEPのデジタル配信を経て、注目が集まる中今度はバイーア産・潮の香りのするたおやかなサンバの作家、 …

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CESAR MARIANO & CIA / SAO PAULO BRASIL

☆セザル・カマルゴ・マリアーノ&CIA『サンパウロ・ブラジル』 ブラジリアン・ジャズ・ファンク~レア・グルーヴ最高峰の逸品が歓喜の復刻!カット・ケミストのサンプリング・ソースとしてお馴染みの「Metropole」をはじめ、目からウロコのサウンド&アイデアが凝縮された華麗なる名盤! ブラジル音楽界を代表する鍵盤奏者として60年代から活躍し、エリス・レジーナのパ …

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TABAJARA BELO E BRUNO PIMENTA / SUITE BRASIL

密かな人気作。 冒頭”Alegre Menina”(ドリ・カイミ作)の澄んだハーモニーにのっけから心奪われます。UFMG(ミナス・ジェライス連邦大学)でギターを専攻、ヴァギネル・チゾやパウラ・サントーロ、マリナ・マシャード、アマラントらのバックをも務めたタバジャラ・ベロ(g)と、同じくUFMG出身でウアクチ、クリストフ・シウヴァ、トン …

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LEA FREIRE, AMILTON GODOY / A MIL TONS

涼しげなのは何と言ってもフルートとピアノの音色。先日、吹奏ジャズ・クアルテートのヴェント・エン・マデイラで新譜を発表したばかり、フルート奏者/コンポーザーのレア・フレイリが、エリス・レジーナとも共演したジンボ・トリオの創設者でデボラやダニ・グルジェルを輩出している音楽学校CLAMの創立者でもあるピアノ奏者/コンポーザーの巨匠、アミルトン・ゴドイとコラボレイト …

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ANTONIO ADOLFO / HYBRIDO FROM RIO TO WAYNE SHORTER

人気ブラジリアン・ピアニストがウェイン・ショーターをトリビュート! ボサ・ノーヴァ~MPBのシーンで古くから活躍してきた偉大なブラジリアン・ピアニスト/プロデューサー、アントニオ・アドルフォが、ブラジル音楽にも造詣が深いことで知られるジャズ・サックス奏者ウェイン・ショーター(1933― )のトリビュート作品を発表した。かねてよりショーターを敬愛してきたという …

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HAMILTON DE HOLANDA QUINTETO / CASA DE BITUCA, Musicas de Milton Nascimento

超絶技巧のインプロ・プレイでしばしば話題を攫うバンドリン奏者、アミルトン・ヂ・オランダ。ギター奏者ダニエル・サンチアゴ、ハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシらとのクインテート編成で、ミナスの至宝ミルトン・ナシメントの抒情に満ちた歌曲をロジカルな方法で解釈。ミルトン自身がヴォーカリーズ/スキャットで参加した”Bicho Homem” 、ア …

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MAURO SENISE & ROMERO LUBANBO / TODO SENTIMENTO

  良質なブラジリアン・インストゥルメンタル・ミュージック! マルチ楽器(本作では主にフルートとサックス)奏者のマウロ・セニージとギタリストのロメロ・ルバンボによるインスト作品。以前この二人にエドゥ・ロボを加えたトリオ編成のアルバムをご紹介しましたが、これもその流れの1枚。ショーロやブラジリアン・ジャズ、そしてパット・メセニーのナンバーまで、多彩な …

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RICARDO HERZ TRIO / TORCENDO A TERRA

サンパウロのヴァイオリン・トリオによるスペクタクル。2012年の「Aqui e ou meu lá」でみせたモダンな手触り、叙情的で爽やかに新鮮な風が舞う音風景が戻ってきました。 ベンジャミン・タウブキンの韓国-ブラジル・プロジェクトをはじめ数多くの客演、マルチ奏者アントニオ・ロウレイロとの前衛アカデミックな作や、サムカ・ド・アコルヂオンとの作品と二枚のデュ …

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V.A. / BRÉSIL INSTRUMENTAL, Solistes et Vistuoses Brésiliens 1949-1962

人気盤です!テカ・カラザンス&フィリップ・ルサージュ監修の1950/60年代ブラジル・インストルメンタル音楽の名手名演集3CD。バーデン・パウエル(ギター)、パウロ・モウラ(金管)、ヴァルジール・アゼヴェード(カヴァキーニョ)、アベル・フェレイラ(フルート)、ジャコー・ド・バンドリン(カヴァキーニョ)、ラダメス・ニャターリ(ピアノ)、ルイス・アメリカーノ(ク …

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TONINHO FERRAGUTTI QUINTE / A GATA CAFE

オーケストラを携えた輪舞曲集の傑作アルバム「O Sorriso da Manu」から一転、せめぎ合うジャズの風景がここにはあります。参加作品を数えると100は優に超えるブラジリアン・アコーディオンのトップ・プレイヤー、トニーニョ・フェハグッチの最新作はクインテート編成によるインスト・ジャズ・アルバム。旧東側ヨーロッパを彷彿とさせるフレーズの応酬となっている冒 …

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UAKTI / PLANETARIO

ブラジルの創作楽器集団“ウアクチ”がオーケストラと共に宇宙を表現! それぞれがクラシックの音楽教育を受けたアカデミックな音楽家たちで構成されたウアクチは、ブラジルが誇る創作楽器バンドとして長年人気を博してきた。そんな彼らが2015年に発表した新作が、ポルトガル語でプラネタリウムを意味するタイトルの本作だ。その名の通り音楽で疑似的に宇宙を表現した内容で、複数の …

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CARLOS BADIA / ZEROS

ガーシュインやD.エリントンの楽曲をボサ・ノヴァのスタイルに仕立て直し人気を博したブラジルはポルト・アレグリのグループがデリカテッセン。女性voを擁したこのグループでアレンジを書いていたのがギター奏者のカルロス・バヂアですが、2012年のグループ離脱以降に書き貯めた楽曲を自ら率いる新グループと共にインストゥルメンタルと歌ものの二枚組として発表したのが本盤。歌 …

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SIVUCA / CRAZY GROOVE

ジャケ変わってしまいましたが、シブーカ1993年の仏録音人気盤のストレートリイシューです。ジャジーかつノルデスチなブラジリアン・アコーディオンが楽しめます! 1 Crazy Groove 2 Fugue To The Northeast 3 Dry Creek 4 Mr. Tenorio 5 Leave The Brake For Me 6 Grooving …

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JAQUES MORELEMBAUM CELLO SAMBA TRIO / SAUDADE DO FUTURO

★これまで、アントニオ・カルロス・ジョビン、エグベルト・ジスモンチ、カエターノ・ヴェローゾらと共演、先ごろ、ブルーノートでの来日公演も好評だった、ブラジル屈指のチェロ奏者で作曲家、アレンジャーの、ジャケス・モレレンバウムが、自身のトリオ、チェロ・サンバ・トリオ名義での初のアルバム、登場!★既に数年に渡り、ライヴ活動も重ねている本トリオが満を持して発表した本作 …

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V.A. / RETRATOS -RADAMES GNATTALI

クアルッピ復活! 巨匠ラダメースはかつてのブラジル音楽の名匠たちの特徴なり作風なりを織り交ぜた「肖像画」ならぬ「肖像曲」というものをたくさん作っていまし た。これはそんな作品を集めたもの。「シキーニャ・ゴンザーガ」「ピシンギーニャ」「ジャコー・ド・バンドリン」など、ショーロの名音楽家たちの「肖像曲」が並びます。演奏はエンリッキ・カゼス率いるオルケストラ・コル …

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ALEX MEIRELLES / AUTOFOCUS

70年代より活動を開始、ナラ・レオーンの83年作『Meu Samba Encabulado』に参加していた実力派鍵盤奏者/サウンド・クリエイターがアレックス・メイレーレス。知る人ぞ知る職人肌の音楽家である彼が 1997年に残した本作では、フュージョン系ギタリストのマルコス・アモリーンをはじめ、日本でも人気のパーカッショニストのマルコス・スザーノ、そして 長年 …

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