JULIANA CORTES

クールに研ぎ澄まされた前衛サウンドとメランコリーな詩情が共存、クリチーバの女性シンガー – ジュリアナ・コルテス待望の新譜
1stアルバム「Invento」にゲスト参加したヴィトール・ハミルの息子で、ラテン・グラミー・ポルトガル語ロック部門のウィナー、イアン・ハミルがプロデュースした3枚目。ジュリアナ・コルテスの出身地であるクリチーバのドゥ・ゴミヂ(eg, vln)をはじめとするトリオと、ポルト・アレグリのミュージシャンを核としたもう一つのトリオを用意し、同地のS.S.W.ジョアン・オルタシオの楽曲を採り上げるなど、まるでブラジル南部の音楽家たちの意欲的な創造性にスポットを当てたような作りとなっています。ゲストにペドロ・ルイスを迎えてのオブスキュアなバトゥカーダに載せた”Cores do Fogo”に始まり、昇降浮遊するメロディーとバンジョーやハベッカを用いた音作りの”Andorinhas”、ロレンツォ・フラックの操るegに掛かったシマー・リバーブの幻想的な響きと心情を吐露するように繊細なジュリアナ・コルテスの歌声。最も印象的なのが、S.S.W.ゼリートとイアン・ハミル、ホドリゴ・レモスにジュリアナで共作されたm-5″Terra Plana”で、ここにはブラジル音楽のレジェンド、アイアート・モレイラがパーカッションとコーラスでゲスト参加。今作にも詩作で参加するエストレラ・レマンスキを含む数人で多重録音されたピアノの輪廻するフレーズが、前作「Gris」に参加したディエゴ・スキッシの音作りからの影響を感じさせます。他にも”Marionete da Cidade” のようにエフェクティヴな前衛サウンドとマルシャのリズムを仕込んだ楽曲があったり、シアトリカルなリズム・アレンジで物語る”Azul Royal I”やグルーポ・ファトのメンバーが参加した”Azul Royal II”など、丁寧に紡ぎあげられたアイディアの一つ一つが新鮮に響くアルバムとなっています。〜サプライヤーインフォより

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